両替レート
|
|

バンコク・スワンナプーム空港で、日本行きツアーを装って旅行者から金銭をだまし取った未登録の旅行会社が摘発されました。観光警察が2025年10月21日に発表しました。
観光警察第1司令部第3分隊(スワンナプーム空港管轄)によると、同日午前1時50分頃、複数の旅行者から「購入したツアーで出発できない」との通報が寄せられました。被害者は「KSKチーム社」という会社を通じて、京都・大阪・奈良を巡る3泊5日のツアー(10月20日〜25日)を1人あたり55,000バーツで申し込みました。15人分の旅行代金計82万5,000バーツに加え、保険料や手数料などの諸経費を含め、総額約100万1,000バーツを支払っていたということです。
しかし、出発当日午後9時にスワンナプーム空港第4階出発フロアでチェックインを行おうとしたところ、航空会社から「帰りの航空券が予約されていないため搭乗できない」と告げられ、全員が出発を拒否されました。旅行者らはその場で観光警察に助けを求めました。
警察の調査で、同社は旅行業登録を受けずに無許可でツアーを販売していたことが判明。これは「旅行業およびガイド業法(2008年、改正2016年)」の第15条および第80条に違反する行為にあたります。
警察は現場で同社の代表取締役であるタイ国籍の61歳の女を逮捕。スワンナプーム空港でツアー客を待っていたところを取り押さえられました。逮捕後、第3分隊事務所で手続きを行い、空港警察署に身柄を送致しました。
観光警察は、「正規の旅行会社であるかどうかを確認し、登録番号を持たない業者との取引は避けるよう注意してほしい」と呼びかけています。
関連記事