THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

王太后陛下崩御に伴い服喪と王室葬儀の方針を発表、コンサート等は30日間の自粛要請に

2025年10月25日 配信

公務員は1年間服喪 娯楽行事は30日間自粛を要請

タイ政府は2025年10月25日、シリキット王太后陛下の崩御を受け、全国的な服喪および王室葬儀に関する実施方針を正式に承認しました。

当初は「コンサートやパーティーなど娯楽行事を15日間全面中止」と伝えられていましたが、最終的な閣議決定では30日間の自粛要請にとどまり、国民や事業者の判断に委ねられる形となりました。



政府は2025年10月24日に王室庁が発表した告示を受け、深い哀悼の意を表し、次のとおり定めました。

 

 服喪と半旗掲揚の実施方針

・ 全国の官公庁、国営企業、政府機関、教育機関は、10月25日から30日間、半旗を掲揚
・ 公務員、国営企業職員、政府関係者は、10月25日から1年間、喪に服す
・ 国民にも、状況に応じて哀悼の意を示すよう協力を呼びかけ。
・ 娯楽施設・サービス業者には、30日間の娯楽行事自粛または縮小を要請。


王室葬儀に関する措置

一般弔問の実施
 10月26日(日)午前8時〜正午、バンコク王宮内「サラ・サハタイ・ソモコム」にて、国民が王太后陛下のご遺影の前で弔問可能。

王室葬儀委員会の設置
 首相府が委員会を設置。首相が委員長、首相府事務総長が事務局長を務め、王族を顧問に迎える。
 葬儀運営、火葬殿設営、広報、安全警備などの分科会を設け、100日間の読経法要に官僚が交代で参列

文化省(美術局)による監修
 葬儀様式および火葬殿の設計・施工を担当し、顧問団の意見を仰ぎながら実施。

閣僚による交代参列
 内閣官房が当番制を設け、期間中の読経法要に閣僚が毎日参列。

全国的な追悼行事
 内務省およびバンコク都庁が、国民が参加できる追悼・献花行事を全国で実施。

広報活動の実施
 広報庁が王太后陛下の生涯とご功績を紹介。外務省と連携し、英語版資料を作成・発信。


政府は、「王太后陛下のご崇高なるご功績を永く国民の記憶に刻み、古式ゆかしい王室葬儀を国を挙げて執り行う」としています。

 

▼関連記事
シリキット王太后陛下が崩御、享年93

スポンサーリンク
スポンサーリンク