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タイ麻薬取締委員会事務局(ONCB)は2025年10月22日午後、バンコク中心部の高級コンドミニアムで25歳のイギリス人男性を逮捕し、コカイン約1.1キログラム(時価300万~350万バーツ相当)を押収したと発表しました。薬物は国際郵便を通じて密輸されたもので、観光客への販売を目的としていたとみられています。
ONCBによると、事件は不審な荷物の調査から発覚しました。宛名が外国人名となっていた荷物をコンドミニアム側が受け取りを拒否し、郵便局が回収しようとした際、25歳の英国人男性が現れて受け取りを主張。張り込みを行っていた捜査員がその場で身柄を拘束しました。
その後の捜索で、男の部屋から少量の大麻も押収され、警察は「許可なく麻薬(コカイン)をタイ王国に持ち込み、商業目的で流通させようとした罪」などで送検する方針です。
ONCB事務局長は、「タイを観光客向けの麻薬流通拠点にさせることは断じて許さない」と強調。「今回押収されたコカインは“クラブドラッグ(Club Drugs)”と呼ばれる高級薬物の一種で、エクスタシー、ハッピーウォーター、ケタミン、笑気ガスなどと同様に危険で違法。関係機関に対し、引き続き厳重な取締りを指示した」と述べました。
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