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2025年10月14日午後、タイ中部アユタヤ県ナコーンルアン郡のパーサック川で、貨物を牽引していた曳航船が転覆・沈没する事故が発生しました。曳航船を操縦していた男性は川に飛び込み脱出しましたが、同乗していた妊娠7か月の妻が行方不明となっています。各報道が伝えています。
現場はパークチャン地区の船着き場付近で、水深はおよそ15メートル。事故後、地元の救助隊や仏教系財団のダイバーら十数人が捜索に当たりましたが、濁流が強く、夜間は活動を一時中断しました。
海事局アユタヤ支部は安全確保のため、この区間の航行を一時禁止し、沈没船の引き揚げ作業を進めています。
沈没した船は重量が約40トンあり、複数の作業船と大型クレーンが投入されました。ダイバーがワイヤーを取り付け、約3時間かけて船体を水面まで引き上げたものの、船内の調査では行方不明者は確認されませんでした。船の前方ガラスが破損し、内部の荷物は散乱していたと報告されています。
沈没船はその後、修理と詳細調査のため近くの橋の下まで移動されました。現場では家族や関係者が捜索の行方を見守っており、夫も「無事に見つかるように」と祈りを捧げたということです。
現在も関係当局が川沿いを中心に捜索を続けています。
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