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タイ文化省は、ナコーンパノム県にある歴史ある仏塔「ワット・プラタートノンターン(วัดพระธาตุโนนตาล)」が崩壊した原因について、構造的な亀裂と長期間にわたる大雨による損傷が原因であると発表しました。修復工事の正式な着手前に倒壊したもので、現在、緊急の復旧・保存作業が進められています。2025年10月13日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
サービーダー・タイセート文化大臣によると、美術局は現地に職員を派遣し、地元当局と連携して現場を調査。安全確保や遺物の収集、原状回復のための計画策定を直ちに進めていると説明しました。
ワット・プラタートノンターンは121年以上の歴史を持ち、ナコーンパノム県民にとって信仰と文化の象徴です。国家歴史遺産にも登録され、亀裂の発見を受けて修復準備が進められていましたが、近週間の大雨による過剰な湿気が内部に蓄積し、修復開始前に崩壊したとみられています。
崩壊後は現場周辺が封鎖され、警察や治安担当者が常駐。美術局第9地域事務所およびロイエット国立博物館の専門家らが遺物の収集と調査を行い、今後、仏塔の復元作業が本格的に進められる予定です。
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