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バンコク都(BMA)は2025年10月8日、BTSグリーンライン(スクンビット線)の債務返済と運賃見直しの方針を発表しました。チャチャート・シッティパン知事は、「南北に伸びるBTS全区間の運賃を、最大でも65バーツに抑える」方針を明らかにしました。
知事によると、行政裁判所の命令に従い、バンコク都はBTS運営会社に対しておよそ320億バーツの債務を10月末までに完済する予定です。返済には積立金を充てるため、市の予算や他の公共事業への影響はないとしています。また、利息(MLR+1%)の負担を避けるため、早期に支払いを完了させる方針です。
運賃見直しについては、バンコク都が年間約80億バーツの運行費を負担している一方で、運賃収入は約20億バーツにとどまっています。税金で不足分を補っている現状に対し、「電車を利用しない市民にまで負担が及ぶのは不公平」と指摘。今後は運行コストに即した料金体系へと改め、短距離区間は値下げ、長距離区間は実費に近い水準とする方向で検討が進められています。
チャチャート知事は「市民の負担を抑えつつ、現実的で透明性のある運賃制度にする」と述べており、今後の正式な改定発表に注目が集まります。
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