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タイの観光業界から、新任の観光スポーツ相に向けて「外国人観光客にクーポンを配布する制度」を求める声が上がっています。クーポンを観光客に配布し、タイ国内の店舗や施設で利用できるようにすれば、旅の楽しみが増えるとともに、地域社会への収益分配にもつながると期待されています。2025年9月9日にバンコクポストが伝えています。
タイ国政府観光庁(TAT)も、10月末で終了する国内観光共同負担制度(コンラクルアング)の残余予算を使って延長する方針を示しており、外国人向けのクーポン施策とあわせて観光消費の拡大を狙います。
観光評議会のRatchaporn Poolsawadee副会長は、「政権の存続期間が限られている中、即効性のある施策が必要」と述べ、台湾で導入されているような旅行者向けの現金クーポン制度を例に挙げました。観光業はハイシーズンには堅調が見込まれる一方で、来年以降は世界経済の影響で減速の恐れがあり、早急な準備が欠かせないとしています。
さらに、タイホテル協会や旅行業者団体からも「来年のローシーズンに備え、今から刺激策を準備すべき」との声が上がっています。もし実現すれば、旅行者にとっては“旅先で使えるお小遣い”のような存在となり、よりお得にタイを満喫できる施策となりそうです。
観光客にとってはうれしいサプライズ、そしてタイ経済にとっても追い風となるこのアイデア。今後の政府の動向に注目が集まります。
■Calls for vouchers for foreign visitors
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