ペートンターン前首相、父タクシン元首相の帰国に言及

タイのペートンターン・チナワット前首相は2025年9月8日朝、バンコク・ウィパワディーランシット通りにあるタイ貢献党本部に姿を見せ、記者団の質問に短く答えました。父であるタクシン・チナワット元首相の帰国について問われると、「本日（8日）帰国予定」と述べましたが、詳細には触れませんでした。タイ政府メディアNNTが伝えています。

タクシン元首相は9月4日、私有機ボンバルディア・グローバル7500でタイを出発し、ドバイで治療を受けていました。9日には最高裁での審理を控えており、警察病院への移送や入院措置に関する判断が下される予定です。

また、ペートンターン前首相はアヌティン・チャーンウィーラクーン氏が第32代首相に就任した際、選出当日に個人的なメッセージで祝意を伝えていたことも明らかにしました。

タクシン元首相の帰国は、進行中の法的手続きとあわせ、今後のタイ政治における影響力の行方をめぐり、大きな注目を集めています。