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タイ警察中央捜査局(CIB)は2025年9月6日、タイ東部アユタヤ県内の冷凍倉庫3カ所を一斉に捜索し、出所不明の肉類およそ190トンを押収したと発表しました。今回の摘発は、畜産局との連携のもと、違法な食肉の輸入・流通を未然に防ぐための対策として実施されたものです。
捜索の結果、正規の輸入書類や由来を示す証拠がない大量の肉が発見され、その内訳は以下の通りです:
牛肉:約3.5トン
水牛肉:約140kg
牛の内臓:約187トン
合計で190,478kgにのぼり、経済的損失は約1,523万バーツと見積もられています。
当局は、このような出所不明の肉が検査を経ずに流通すれば、公衆衛生に深刻な影響を与える可能性があると警告。また、国内の正規業者との間に不公平な競争が生じることも懸念されています。
なお、今回摘発された業者は、2023年にも同様の違法行為が疑われており、現在も別件として捜査が進行中です。押収された肉類はすべて一時差し押さえとされており、業者には15日以内に正当な出所を証明する書類を提出するよう命じられました。正当な説明がない場合は、「動物伝染病法」などの関連法令に基づき、法的措置が講じられる予定です。
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