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バンコク・サムレ運河で大量の魚が死亡、原因は依然不明

2025年9月3日 配信

バンコク都のチャッチャート・シッティパン知事は2025年9月3日、トンブリ区のサムレ運河で多数の魚の死骸が確認された件について、現地を視察しました。運河周辺では現在、バンコク・モノレール「パープルライン南区間」の建設工事が行われています。



知事によると、建設工事では地盤の安定を保つために「ベントナイト」という物質を使用しており、本来はタンク内で管理され外部に漏れることはないとされています。しかし、現時点では魚の大量死がこの物質によるものか、あるいは水質悪化など他の要因によるものかは特定できていません。調査当日には新たな死魚は確認されなかったものの、原因解明を進める方針です。

また、工事に伴い水の流れが滞っていることや、雨季の増水でチャオプラヤー川からの逆流が起こりやすく、運河の水がよどみやすいことも臭気の一因とみられています。

さらに、トンブリー区役所は建設工事の請負会社が汚水を運河に流したとして、清潔保持法(1992年制定)に基づき罰金を科しました。あわせて、9月3日から3日以内に運河の浚渫作業を完了させるよう指示しており、今後も再発防止策を求めていくとしています。

 

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