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タイのデジタル経済社会省(DES)は、陸運局に代わって運転免許を取得できると偽るSNSアカウントに注意を呼びかけています。特に、試験なしで免許を発行すると宣伝するFacebookページが確認されましたが、当局は「完全な詐欺行為」であると断言しました。運転免許の申請はオンラインやSNSでは行えず、必ず窓口で手続きする必要があります。2025年8月30日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
DES傘下の「アンチフェイクニュースセンター」が8月22日から28日までに監視したオンラインメッセージは約97万3千件。そのうち793件が精査対象となり、191件を調査、74件が虚偽情報であると判明しました。偽情報の多くは政府サービス、健康関連製品、そしてタイ・カンボジア国境の安全問題に関するものでした。
健康関連では、βグルカンが「むくみを治す」「デトックス効果がある」と宣伝されましたが、タイ食品医薬品局(FDA)は「穀物やキノコに含まれる天然成分で、コレステロールを下げる効果はあるが薬ではなく、治療効果は証明されていない」と注意を呼びかけています。
また、SNS上では「融資や借金清算」を持ちかける偽アカウントや、政府関係者や軍関係者になりすます詐欺も確認されています。これらは金銭詐取や個人情報の窃取を目的とするケースが大半です。
DESは「情報を鵜呑みにせず、共有前に確認を」と呼びかけ、怪しい情報や詐欺の疑いがある場合は、アンチフェイクニュースセンターの24時間ホットラインや公式サイト、SNSを通じて通報できると案内しています。
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