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タイの高等教育・科学・研究・イノベーション省(MHESI)は2025年8月22日、外国人学生向け短期課程(Non-degree)を悪用した不正なビザ利用に対応するため、入国管理局(IMMIGRATION:สตม.)が一時滞在ビザ(Visa)を約1万人分取り消したと発表しました。背景には、学生ビザを取得して入国しながら、実際には就労目的で滞在するケースがあることが指摘されています。
同省と入国管理局は、外国人学生のデータベースを共同で構築。教育機関は外国人学生の受け入れ状況や学習進捗を定期的に報告することが義務づけられ、その情報をビザ審査や更新の判断材料として活用しています。
新制度は2025年5月に施行され、報告内容が規定に沿わない学生の情報が多数確認されたことから、これまでに約1万人分のビザが取り消されたということです。
今後は9月に大学・教育機関向けの説明会を開催し、適切なデータ提出と制度運用を徹底。外国人学生ビザの不正利用を防ぎつつ、健全な教育環境の維持を目指すとしています。
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