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©FDA THAI
タイ警察中央捜査局(CIB)とタイ食品医薬品局(FDA)は2025年8月19日、チャチュンサオ県保健当局と合同で、チャチュンサオ県バンパコン郡にある無許可の化粧品工場を摘発したと発表しました。押収された違法製品は約23万4,699点に及び、製造機械や梱包資材を含め総額2,000万バーツを超えるとみられています。
摘発の発端は、住民からの通報でした。工場では中国から輸入した原材料を使用し、未登録かつ成分不明の化粧品を製造。ボディウォッシュ、ハンドクリーム、バスボム、ボディローションなどを瓶詰め・ラベル貼付し、主に海外市場へ輸出していたとされています。
8月14日に実施された強制捜査では、現場で24歳のタイ人の女が管理者として立ち会っており、実際に製造作業が行われていました。押収された製品には「Tuscan Hills」「Crayola」「LACURA」といったブランド名が表示されていましたが、いずれもタイ語ラベルのない未登録商品でした。
当局の調べによると、この工場はおよそ8か月前から操業していたとされ、女性は中国人経営者の代理として業務を担っていたと供述しています。
タイ食品医薬品局(FDA)の副事務局長は「消費者は必ずタイ語のラベル表示や登録番号を確認して購入してほしい」と注意を呼びかけ、違法な製造・販売に対しては厳正に取り締まる姿勢を強調しました。
さらに警察消費者保護部は「健康関連製品は信頼できる流通経路で購入し、安すぎる価格や過大な広告に惑わされないように」と警鐘を鳴らし、違法化粧品の取り締まりを今後も強化していく方針です。
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