殺人未遂容疑者が僧侶として寺院に潜伏

バンコク首都警察は2025年8月10日午後、2015年に発生した殺人未遂事件で指名手配されていた48歳の男を、カンチャナブリー県ノーンプルー郡内の寺院で逮捕しました。男は僧侶となり、長期間潜伏していたとみられます。

逮捕された容疑者は2015年9月、職場の同僚男性を刃物で胸部を複数回刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。被害者が借金をした際、債権者が容疑者にも返済を求めたことがきっかけで口論となり、犯行に及んだとされています。

事件後、トンブリー刑事裁判所が殺人未遂と正当な理由なく刃物を携帯した罪で逮捕状を発行。容疑者は逃亡を続け、一時はブンカーン県にも潜伏していたといいます。

今回の捜査で、容疑者がカンチャナブリー県の寺院で僧籍に就いていることが判明。警察は僧房で本人確認を行い、還俗手続きを経て身柄を拘束し、法的手続きを進めています。