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バンコクの飲料水自販機、9割以上が無許可

2025年8月12日 配信

飲料水自動販売機のイメージ

タイの街中でよく見かける飲料水自販機。大きなボトルを手に水を買い求める人も少なくありませんが、バンコク都内に設置されている自販機の約9割が無許可だったことが明らかになりました。消費者団体「มูลนิธิเพื่อผู้บริโภค(財団)」が2025年8月5日に関係機関と開いた会合で示されたものです。



財団によると、2016年、2022年、2023年に行った調査で無許可の機器が9割超に上りました。法令は複数あるものの、所管が分散しており、明確な監督体制が課題だと指摘。飲料水自販機を対象とする独自条例案を既にバンコク都(BMA)に提出しています。

バンコク都保健局は、飲料水自販機は「健康に有害な事業に関する都条例」や保健省告示362号などの規制対象で、水質は密封ボトル水と同等でなければならないと説明。現在、都内に2,735カ所あり、年3回の抜き取り検査を実施しています。基準未達は清掃・再検査を指示し、無許可機は登録を促しています。

保健省は新たな管理基準を定める告示案を審査中で、9月に意見募集を行い、近く施行する見通しです。また、飲料水自販機は表示管理品に指定されており、事業者名や管理方法などのラベル掲示が義務で、違反すれば最大20万バーツの罰金が科されます。

財団は今後、過去の調査で収集した設置座標付きデータをBMAや関係機関に提供し、監視強化と改善につなげる方針です。

 

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