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信じたのは夢か詐術か、偽装された車体をCIB高速部隊が止めた夜

2025年6月14日 配信

タイ警察中央捜査局(CIB)は、再び“見えざる偽装”に鋭く切り込み、一台の車が持つ虚構を剥ぎ取った。捕らえられたのは、白いパジェロ。だがその実態は、虚構に包まれた“公文書の皮をかぶった車”だった。車体に貼り付けられたナンバープレートは本物ではない。税証明のステッカーも、登録証のコピーも、いずれも精巧に偽装された“風の書類”に過ぎなかった。



CIB傘下の高速道路警察チームが目を光らせたのは、国道を走るこの一台。ふとした違和感が、隊員の第六感に引っかかった。チェックの末に発覚したのは、すべての証明が“架空”だったという事実。

「なぜ、お前はこの車に乗る?」そう尋ねたかもしれない──そして「これは俺の車だ、そう信じてきた」と返したかもしれない。

だが、CIBの手には真実を貫く“検証”という名の刃があった。ナンバープレートにはレーザー刻印がない。反射板には紋章がない。登録証には“過去”のデータすらなかった。そして何より、車両の所有記録には彼の名前は一切存在しなかった。

それは詐欺だったのか、あるいは無知だったのか。果たして、その真偽を見極められるのは、天のみだったかもしれない。

男は「友人から買った」とだけ語ったという。金は現金で払った。SNSでのやり取りが、信頼の代わりになった時代だったのだろうか──いや、そんな問いなど意味はなさない。

重要なのは、CIBが真実を掴み、嘘を暴いたという一点のみ。

タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。

 

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