バンコク王宮付近で無許可ツアーガイドの中国人を逮捕、VIP気取りで観光客を案内

バンコクの観光名所である王宮（グランドパレス）付近で、無許可でツアーガイド業を営んでいた31歳の中国人の男が、観光警察により現行犯逮捕されました。摘発が行われたのは2025年5月7日、王宮近くのマハラート通り・ターチャン船着き場周辺です。

容疑者は、高級車を自ら運転し、中国人観光客をワット・プラケオなどに案内していたところを、観光警察に職務質問され不正行為が発覚しました。

警察によると、容疑者は「VIP向けツアー」と称してオンライン上で集客を行い、運転からガイド業務までを一手に担っていたとのこと。旅行業の許可を持たず、また外国人としての就労許可も得ていなかったことから、「無許可でのツアー営業」および「外国人による不法就労」の容疑で取り調べを受けています。

今回の摘発は、観光警察が進める「10の禁止職業」対策強化の一環で、特に名義貸しによるツアー業や不正ガイド行為の取り締まりが強化されている流れの中で行われました。