【セシウム137】タイ保健省、被曝リスクの高い人から検査を実施

タイ中部プラチンブリ県にある発電所から紛失した有害な放射線物質であるセシウム137を含む金属製容器が、カビンブリ工業団地内の金属鋳造所で鋳造されたことが確認され、金属スクラップから放射線が検出されました。当局は、有害なセシウム137で汚染された炉の粉塵は安全に封じ込められたと表明しています。

そんな中でタイ保健省疾病管理局のオーパス局長は、身体に異常がある人や吐き気や嘔吐などの症状がある人をモニタリングすると述べました。また、白血球数の急激な低下も監視する予定です。

最初の検査は、高い被曝リスクを持つ人々に焦点を当てた尿検査で行われます。当局は、放射能汚染がなくなるまで緊急事態に備えると述べました。

なお、セシウム137の半減期は30年であり、環境または人体に存在するかどうかにかかわらず、潜在的な汚染は30年間続く可能性があるとのことです。

■Health Ministry Organizes Checkups After Cesium-137 Isotope Recovery｜NNT

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