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＜取材協力 ZIPAIR＞
日本航空（JAL）系の格安航空会社のZIPAIR。ロサンゼルス、ホノルル、シンガポール、ソウルへ飛んでいる他、バンコクへも2020年10月から就航を始めました。
先日、スタンダードシートの搭乗記でZIPAIRの魅力を色々ご紹介しましたが、今回はフルフラットシートをご紹介します。
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ZG052 － バンコク・スワンナプーム23:15発 成田07:30着
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バンコク市内からエアポートリンクに乗りスワンナプーム国際空港へやって来たのですが、これ、何気にグッドポイントです。
格安航空会社の多くがドンムアン空港の発着ですが、あちらは市内から直接着ける電車がなく、タクシーや空港バスを使うしかありませんが、渋滞などで到着時間が読めず不便なのです。
でも、ZIPAIRはスワンナプーム国際空港を発着するのでエアポートリンクが利用可能。27分でちゃんと着きます。朝5時半から24時まで運行していて、その上、45バーツと料金格安（笑）。
出発の2時間半前になり、チェックインが始まりました。
予定時間通りに搭乗がスタート、CAさんたちが優しい笑顔で出迎えてくれました。日系の航空会社だけあり、日本語が話せるCAさんが１００％搭乗しているそうです。
＊特別に取材許可を頂き、撮影の間だけマスクを外して頂きました。
機内に入ってすぐの場所にフルフラットシートが設けられています。これ、通常ファースト・クラスの位置ですよね！飛行機の最前方ですから、当然、降りる時にスタンダード席より早く機内の外に出ることが出来ます。急いでいる方にはうってつけです。
そして、私の座席とご対面！白と黒の未来的デザイン、恰好良い！席の前と後ろ部分が高く、プライバシーが保てるのも嬉しいですね。
よく見ると、座席ベルトが3点式になっています。勿論、安全のための装備でしょうが、ちょっとレーサーになったような気分です。
席の横上には色んな物が置いておけるスペースがあり、搭乗中に物の置き場に困ったりしないで済みます。
コンセントとUSBケーブルもあり、充電切れの心配なしです。
そして、座席上部の手荷物棚のスペースが大きいこと！機内持ち込みのバッグ類は無料で7キロ（有料で12キロまで可能）OKですが、その上限の荷物を持っていても余裕で入りそうです。
早速、一番のポイントであるフルフラットシートを試してみます。リクライニングシートは通常140度ぐらいまでしかリクライニング出来ないのですが、何とこのフルフラットシートは180度リクライニングしてしまうんです！もはやホテルのベッドと同じです。
タッチパネルを押すと、ゆっくり席が後ろに下がっていき・・・180度平らになりました！このマシンを操作している感覚がメカ好き男子には堪らないですね。無駄に何回も戻したり、横にしてみたくなります（笑）。
実際に座席の上で横になってみます。お～、このまま眠りそうだあ！横になっても足を伸ばせるよう、座席前方の下部分が奥に広がっています。
リラックス出来るスペースが十分あり、寝がえりをうったりすることも可能。これはよく眠れそうです。
離陸後しばらくして、Wi-Fiが使用可能になりました。無料でインターネットが使えるのです！
その上、ZIPAIR独自のチャンネルで映画や音楽などが観ることが出来ます。でも、今回は睡眠をとるために映画はパスです（泣）。
そして、お待ちかねの機内食が提供され始めました。私も座席の横からテーブルを出して準備。この折り畳み式テーブル、かなりの大きさです。ノートパソコンや資料を置いて仕事をする場合にも効率的に出来そうです。
ZIPAIRは機内食にすごく力を入れていて、成田～バンコク間の便では約２０品の中から選ぶことが出来ます。
この日、私が予約しておいたのは「スパイス香るZIPカレー」。これ、実は「かなり本格派で旨い」とネット上などで評判の一品です。
蓋を開けると、良い香りがふわ～っと漂ってきます。料理名に偽りありません。これは堪りません（笑）。スプーンを手に取り、いざ実食！スパイスの効いたコクのあるルーも最高ですが、煮込まれた柔らかくなった肉や豆の味もまた格別です。
当然、ZIPAIRに搭乗しなければ食べられない限定カレーですから、食べなければ損です！
もし、搭乗前に料理を予約し忘れても、食関連の機内販売が充実しているので問題ありません。日本メーカーのカップラーメンやカップご飯など夜食向けの品が色々並んでいます。アルコール類も驚くほど種類豊富です。
ご飯も食べ満足し、就寝タイムです。ゆっくりと機内が暗くなっていきます。私も座席をフルフラット状態にして準備万端。
機内の暗闇の中、座席のポジションを変えるタッチボタンだけが明るく表示されています。その上、横になった状態からすぐに元に戻せるボタンが下方に付いています。何て考え抜かれているんでしょうか！
横になった途端、眠りに落ちてしまいました。
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機内が再び明るくなり始め、目が覚めました。ぐっすりと眠ってエネルギー満タン。ZIPAIRのフルフラットシート、快適過ぎます！
そして、成田に定刻の15分程前に到着。いやあ～、フルフラットシート最高です！バンコクで観光を満喫するにも、日本帰国後に仕事をするにも、ベストのコンディションで望めます。百聞は一見に如かず、お試し下さい！
（取材 梅本昌男）
