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タイではサル痘は未発見、世界では700例超え

2022年6月5日 配信

タイ保健省は2022年6月3日午後、世界中のサル痘(โรคฝีดาษลิง )の状況を報告しました。各報道が伝えています。



サル痘の世界全体の状況は、5月7日にイギリス国内で最初のサル痘患者が報告されて以降、6月3日現在では、42カ国で合計878の症例(確定782例、疑わしい96例)が報告されているそうです。

タイでは6例の疑わしい症例がありましたが、全員が陰性でした。これまでタイでは、サル痘の症例は見つかっていません。

「サル痘」の症例数が最も多い上位5か国は次のとおりです。
・スペイン 208例 
・イングランド 199例 
・ポルトガル 138例 
・カナダ 66例
・ドイツ 50例

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なお、日本では以前、天然痘ワクチンの接種が行われていましたた。しかし、1976年を境に廃止。1974年以前に生まれた人は天然痘ワクチンの定期接種を受けていて、腕に瘢痕が残っているのだとか。

サル痘について

(1)概要
サル痘はリスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられ、天然痘同様の症状を伴う急性発疹性疾患です。従来、アフリカに発生する風土病であり、2021年12月から2022年5月までにカメルーン(25例陽性、うち5例死亡)、中央アフリカ(6例陽性、うち5例死亡)、コンゴ(民)民主国共和国(1238例陽性、57例死亡)、ナイジェリア(48例陽性、死亡例0)が報告されています。

(2)症状
潜伏期間は5~21日(通常は6~13日)、致死率は数%~10%と報告されています。初期症状は、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れ等であり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。臨床的には天然痘と区別が困難です。

(3)予防法
サル痘の流行地では以下のような感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合には、直ちに医師の診察を受けてください。
●症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける。
●サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。
●石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う。

(参考)
○厚生労働省検疫所
https://www.forth.go.jp/news/20220521_00001.html

 

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