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サル痘の感染報告が欧米で相次ぐ、タイのヨン博士「慌てる必要はない」

2022年5月21日 配信

サル痘の感染報告が欧米で相次ぐ、タイのヨン博士は「慌てる必要はない」と呼び掛け

サル痘とは、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患で、発熱や発疹など天然痘に似た症状が表れ、多くは2週間から4週間で自然に回復しますが、小児等で重症化、死亡した症例の報告もあるのだとか。ウイルスに感染した動物にかまれたりすることで感染すると言われています。(参照 国立感染症研究所



そんなサル痘の感染報告が 欧米などで相次いでいることを受けて、チュラロンコン大学医学部教授でウイルス学者のヨン・プーウォラワン博士は自身のFacebookページで2022年5月20日(金)、海外での報告を注意深く監視するよう国民に求めました。

ヨン博士によると、サル痘は天然痘と同じグループに属しており、天然痘ワクチンがサル痘を予防する可能性が高いと考えられていますが、これは調査と確認をする必要があります。なお、感染には非常に密接な接触が必要なため、慌てる必要はないとヨン博士は述べています。しかし、特に西アフリカと中央アフリカからの旅行者や、タイに動物を輸入している人々の間では、監視が不可欠だとしています。

タイでは1974年以来、天然痘のワクチン接種をやめています。また、タイで天然痘が発見されたことはありません。

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