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地雷で足を失った義足の象「星の子モーシャ」【TVウォッチング】

2016年1月3日 配信

星の子モーシャ―義足をつけた子ゾウの絵日記

女優・仲間由紀恵さんが様々な角度から地球の環境問題を考えて世界中を巡る、年に1度のスペシャル番組「仲間由紀恵の蒼い地球(テレビ東京)」。2007年にスタートし、10回目となる2016年は「ネクスト世界遺産 歴史と自然の守り人」と題して、世界遺産の候補地”ネクスト世界遺産”が多くあるタイを訪れました。

仲間由紀恵さんが訪れたのは、世界遺産登録を目指すチェンマイから南東へ100キロに位置するランパーンにあるランパーン象専門病院。ランパーン象専門病院は1996年に設立された世界初のゾウ専門病院です。

現在アジアゾウは森林伐採による生息地の減少と、象牙目的の密猟によって生息数が減少していて、絶滅危惧種に指定されているのだとか。タイで人々に愛され、材木運びなどで人間と共生し、宗教上も神聖なものとされている象に、そんな危機が迫っていたんですね。

そんな象たちの診察と治療を行っているランパーン象専門病院で、現在20頭の象たちが怪我などの治療を受けているそうです。そんな象の中の一匹が義足をつけた雌の象モーシャ(10歳)です。

モーシャはまだ生後7ヶ月だった2006年、タイとミャンマーの国境地帯の森林で、ミャンマーの内戦により仕掛けられた地雷を踏んで大怪我をして、右足を切断しなければならなくなりました。それ以来モーシャはずっとランパーン象専門病院で義足での生活を余儀なくされているそうです。そして今でも国境地帯には地雷が多く残っており、また犠牲になる象が出てくるのでは無いかと危惧されています。

そんなモーシャの治療を続けてきた獣医のクアトーン カヤン先生が、モーシャの姿を描き続けてきた絵日記が絵本になったのが「星の子モーシャ」。地雷で苦しむ象の実態を世間に知ってもらいたいという思いで出版されたのがこの絵本なんだそうです。

タイの森でくらしていた子ゾウのモーシャは、隣国のミャンマーに行って地雷をふみ、片足をうしないました。モーシャはタイのゾウ病院にはこばれて、少しずつ元気をとりもどし、2008年に世界ではじめて、義足をつけたゾウになったのです。足をうしなっても、けんめいに生きる子ゾウの姿を、ゾウのお医者さんが、愛情たっぷり、絵心たっぷりの絵日記につづりました。

 

仲間由紀恵の蒼い地球10 ~ネクスト世界遺産 歴史と自然の守り人(テレビ東京)
2016年1月3日  朝7時放送
http://www.tv-tokyo.co.jp/blueearth10/

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