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考え方の違い~その2~|タイの変人ポーにインタビュー

2024年1月8日 配信
考え方の違い~その2~|タイの変人ポーにインタビュー

変人ポー/右(撮影:坂本龍馬倶楽部)

タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、二男一女をもうける。2022年3月に幻冬舎より二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人)



思考力、はじめました。

変人ポーと話しているうちに人間力について興味を持ち始めた私はついに決心し、人間力を“はじめてみる”ことにした。まずはじめのテーマとしては、思考力のことであった。前回に引き続き変人ポーは考え方の違いについて深く追究していった。

 

考え方の違い~続き

変:Aさんがこう言った。「私には、それは買えない」
Bさんはこう言う。「それを買うにはどうしたら良いだろう?」
また、Aさんタイプの人はこうも言う。「それはできない」
一方、Bさんタイプの人はこう言う。「どうやったら、それができるだろう?」

梅:なるほどです。前回のラーメンの話からすると、それって結局は「どちらも正しい」ってことですね?

変:というか「当人にとっては正しい」というのがより正確ですね。Aさんが“それ”をできる能力があるかないかは別として、本人ができないと言うのだから、できない。つまり、それを言った時点でAさんの思考の活動が停止しているから「できない」んですよ。

梅:一方のBさんの思考は働き続けていますね。

変:そこの事です。だから、Bさんは“それ”をできる可能性を持つ。少なくともAさんのようにゼロではありません。

梅:わかってきました。AさんとBさんどちらも、その人が言っているのだから、その人にとってはそれが現実となる。変人ポーが言っている「思考は現実化する」とはそういうことですね?

変:はい。そして重要なのが、その“現実”が異なれば、それぞれが生み出す“結果”がそのまま人生に表れてくることは、もはや大自然の法則と言えるものです。

梅:詳しく教えてください。

 

例えば…

変:Aさんの思考は「できない」と言葉にしたその瞬間から止まり、脳を退化させていく。
Bさんの思考は「どうやったら?」と自分に問うた瞬間から働き、脳を活性化させていく。

Aさんは自分で自分の可能性を狭めていき、
Bさんは自分の可能性を無限に広げていく。

Aさんは失敗を失敗としか考えないで、
Bさんは失敗をチャンスに変えようと考える。

Aさんは失敗を恐れて失敗をしないようにし、
Bさんは失敗するスピードを上げようとする。

Aさんはものごとを他人のせいにし、
Bさんはものごとを自分のせいにする。

Aさんは人の失敗を喜び、
Bさんは人の成功を喜ぶ。

Aさんは常に傲慢で、
Bさんは常に謙虚である。

Aさんは絶望を語り、
Bさんは希望を語る。

Aさんは過去を語り、
Bさんは未来を語る。

Aさんは不満が尽きず、
Bさんは笑顔が絶えない。

Aさんの人生はどんどんつまらなくなっていき、
Bさんの人生はますます楽しくなっていく。

Aさんがこのような話を聞いても自分だと気づかないとき、
Bさんは自分に当てはまらないか、と自問している。

梅:たしかに考え方は、結果に出てきますね。

変:それも顕著に、確実に。だから今の自分というのは、過去に自分が考えてきた“自分の現実”が積み重なった結果なんです。だから、誰のせいでもない、自分のせいなのであります。

変人ポー
本名:苅部俊雄
YouTubewww.youtube.com/@curly-th
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、タイ在住歴は合計で14年。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2017年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。2023年、プーケット移住に伴い隠居。

<内容紹介>
変人ポーの人間力
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!

変人ポーの平和論
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!

全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!

『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。

ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。

「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」

よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。

また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。

本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。

<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>

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