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タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、一男一女をもうける。2022年3月に二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人)
変人ポーがよく口にする「思考は現実化する」とは、かの有名なナポレオン・ヒルの受け売りと思われるが、自身の息子に「できない」と言うことを禁止するまで徹底する変人ポーに、その真意を聞いてみた。
変:顕在意識と潜在意識というのがあって、その内容は検索してもらうとして、要はこの潜在意識がすべてを受け入れてしまうんですよね。
一つだけ注意点があるとすれば、プラスとマイナスがあった場合、潜在意識はマイナスを優先して受け入れ、それを現実化してしまう働きがあるということです。潜在意識はかけ算だと認識しておくことですね。
梅:今回はいきなり少し難しい気がしますね……。
変:この話はシンプルで、例えばテスラを「買う!」と本気で思考すれば、買えるんです。でも「買いたい」といった希望のような段階での思考では、どこかおぼろげでその思考は定まってはいません。定まらない理由は「買いたいけど現実的ではない」といったマイナスの要素、もっと具体的に言えば金銭的なものから家族の事情、駐車スペースやインフラなど環境的な要素があるものです。いずれにしても、これらマイナスの要素の方を潜在意識では受け入れてしまうので結果、それは現実化しないという事です。
梅:では逆に、「買う!」とさえ思考すれば、何故それは現実化するのでしょう?
変:それもシンプルで、「買う!」と疑いもなく本気で思考すれば、その瞬間から思考が働きはじめるからです。具体的に言えば、テスラを買うためにはどうしたらいいのか? その具体的行動まで導いてくれます。
梅:でも、それで行動しない人はどうなるんでしょう?
変:それは、“本気で”思考してない証拠です。ここで言う本気の思考とは、行動までも伴う定まった思考のことです。
梅:わかりました。もう少し具体的に教えてください。
変:これは本当にあった話です。19年前の事ですが、あるタイの若いカップルがバンコクの国際展示場で話し合っていました。
男:やっぱり止めておこうか…?
女:やるだけやってみようよ!
男:でも、どうせ無理だよ。誰も僕らみたいな十代の未成年を仕事相手として見てくれないよ。英語も話せないし…。
女:ここで帰ると100%無理。でもトライすればイケるかも知れないじゃない!
そうしてその若いカップルは展示会場をぐるぐると何周もするのでした。
梅:その彼の方が、断られるのが恐かったんですね。それで、そのあと彼らはどうしたんですか?
変:結果、私のところにやってきましたよ。
梅:あ、そういうことですか。
変:だからさっき本当の話だって言ったじゃないですか(笑)。かれこれ20年来となるこの友人はあの時、思考の力を思い知らされたのでしょう。いま、彼の年収は4千万バーツです。その後すぐに結婚して3人の子どもに恵まれ、プール付きの豪邸に住んでいます。
<内容紹介>
『変人ポーの人間力』
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!
『変人ポーの平和論』
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!
全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!
『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。
ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。
「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」
よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。
また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。
本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。
<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>
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