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一般財団法人EDF(Education Development Foundation)は、2026年度奨学金支援の募集中です。現時点で、奨学金候補として選ばれている子どもたちのうち 4,568件の奨学金支援が必要となっています。申込締切は 2026年6月30日 です。
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タイでは毎年3月が学年の終わりを迎える時期ですが、恵まれない家庭環境にある多くの子どもたちにとって、この時期は「新しい学年度に学校へ戻れるかどうか」を不安の中で待つ季節でもあります。
現在、世界では中東地域における緊張や紛争などが続き、その影響は世界経済にも波及しています。エネルギー価格の上昇や生活コストの増加などは、遠い国の出来事のように見えるかもしれません。しかし実際には、タイの農村部の家庭にも影響を与え、子どもたちの教育機会にも影響を及ぼしています。
これまでにも、新型コロナウイルスの流行、気候変動、PM2.5による大気汚染、そして世界規模の紛争など、さまざまな危機が発生してきました。そのたびに、最も早く、そして最も深刻な影響を受けるのは、社会的に最も弱い立場にある「子どもたち」です。
貧困家庭で暮らす子どもたちにとって、わずかな家計の変化でさえ「学校を辞めざるを得ない」という現実につながってしまいます。
現在世界が直面しているこのような問題により、子供たちを取り巻く状況はより一層深刻化しています。下記にご紹介させて戴きますように2026年度奨学金の申請者の殆どは困難な状況に置かれながらも未来を切り開こうと努力している子どもたちばかりです。経済的な理由から十分な教育を受ける機会を得られないという厳しい状況の中、より良い生活を送るために、できる限り高いレベルの教育を受けたいと願う子どもたちの強い「希望」を、皆様にお伝えさせていただきたく存じます。
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「体は不自由でも、心は決して諦めない」
カウィン君(小学5年生/ラーチャブリー県)
カウィン君(愛称:ウィン君)は、生まれつき骨が弱く、身体に障がいを抱えながらも熱心に勉強を続けている小学5年生です。幼い頃は歩くことができましたが、小学1年生の時に友人と遊んでいて転倒し足を骨折して以来、歩くことができなくなりました。
現在は手で体を支えながら移動しています。
家庭では両親が離別しており、母親が唯一の大黒柱として農村の日雇い労働で家計を支えています。収入は不安定ですが、母親は子どもたちが学校へ通い続けられるよう必死に働いています。それでもウィン君は勉強や読書に励み、将来への希望を持ち続けています。
「僕は他の子のように歩くことはできないけれど、勉強して読み書きができるようになりたい。将来、自分の力でしっかり生きることが出来るようになり、お母さんに恩返しをするために知識と能力を身につけたいです」
彼の夢はシンプルですが深い意味があります。それは 「中学3年生を卒業すること」です。この奨学金は、彼にとって単なる金銭的支援ではなく、「社会の中に自分を認めてくれる人がいる」という喜びと希望でもあります。
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「恩返しのために、私は学び続ける」
チャニターさん(中学1年生/チャイヤプーム県)
チャニターさんは、まだ13歳ですが、家族を支える「小さな柱」として毎日を懸命に生きています。
彼女は2024年に交通事故で母親を亡くしました。父親は遠くの県へ出稼ぎに行っていますが十分な仕送りができず、祖父母が日雇いの仕事や農業をしながら 12人の家族 を支えています。そんな中でも彼女は毎日 20バーツ(約85円) を貯金しています。祖父母に仕事がなく生活費が足りない日には、その貯金を使って弟や妹の学校費用や生活費を支えています。
「私は悪いことには関わらず、一生懸命勉強します。そして、私に良い人生を与えてくれるすべての人に、いつか恩返しをしたいと思っています」
現在、彼女の家族は自分たちの家を持っておらず、祖父母が管理しているタマリンド農園の家に住んでいます。彼女の夢は、高い教育を受けて将来家族を支えることです。そして年老いていく祖父母を支える「一家の柱」になることを目標にしています。
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2025年3月10日現在、EDF財団は今年度奨学金候補者のうち 4,126件の奨学金支援を確保しました。しかし 申し込み締め切りの2026年6月30日までに、まだ4,568件の奨学金支援が必要です。皆さまのご支援という「機会の提供」が、一人の子どもが未来へ歩み出す大きな原動力になります。どうか子どもたちが再び学校へ戻り、夢を追い続けることができるよう、ご支援とご協力をお願い申し上げます。
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「このような不透明な情勢下において、皆様ご自身も将来への備えを慎重に考えていらっしゃることと存じます。EDF財団は、このような不確実な時代だからこそ、社会の人と人との「分かち合い」と「支え合い」の力が子どもたちの未来を支えると信じています。カウィン君やチャニターさんのような子どもたちが、5月の新学期に不安なく学校へ戻れるよう、皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。見ず知らずの誰かから差し伸べられる一人一人の『機会の提供』が、彼らが自立して歩み出すための原動力となります。」 EDF財団 代表取締役 サンペット・ニンラット
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奨学金の寄付 : 中学校1年間コースの支援で2,000バーツ、3年間コースの支援で6,000バーツなど、学用品、交通費、教育授業やワークショップの特別費用など、政府の制度・支援ではカバーできない追加費用を奨学金の提供としてご支援戴くことは、恵まれない家庭の子どもたちにとって大きな救いとなります。また、中学支援の他に、高校支援、障がい児支援や孤児支援もあります。詳細は下記のウェブサイトのリンクからご覧いただけます。
教育開発プロジェクト:法人の皆様には、そのCSR方針に基づき、学校給食、キャリア開発、健康増進、学校施設改善、情報技術などのプロジェクトに資金を提供されるケースも多くあります。プロジェクトの内容や規模は、皆様のご意向に基づき対象地域のニーズ等を確認、勘案しEDFがご一緒に立案・推進させて戴きます。
ファンドレイジングボランティア : EDFのミッションに共感し熱意をお持ち戴ける方には、ファンドレイジングボランティアとして、ご自身の時間とスキルを、ご自身の創造的な活動やイベントを子どもたち救済への資金調達に活用されることを是非ご検討ください。
拡散にご協力ください:口コミやソーシャルメディアを使って、私共の活動を皆様のご家族、友人知人の皆様に幅広くご紹介下さい。皆様の声は、多くの人達に私たちの活動に興味を持ってもらい、支援の輪を広げていくための大きな力となります。
奨学金支援を様々な事情で教育機会に恵まれない子どもたちに提供することにご関心のある団体や個人の皆様、また、CSR(企業の社会的責任)活動の推進を考えておられる企業の皆様は、ご遠慮なく何なりと下記までご連絡ください。私共EDFが喜んでお手伝いさせて戴きます。
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EDFタイ財団(Education Development Foundation/財団法人地域開発教育基金)は、1987年に設立された非営利団体です。1994年にはタイ財務省により公共慈善団体(Public Charity No.255)として公告され、寄付金はタイの法律に基づき所得税控除の対象となっています。
EDF財団は設立以来、個人の支援者をはじめ、企業や団体と協力しながら奨学金事業やCSR活動を実施し、タイの恵まれない環境にある子どもたちに教育の機会を提供してきました。これらの活動を通じて、農村部や貧困家庭の子どもたちが教育を受け、知識や生活技能を身につけることで、自らの未来を切り開き、家族や地域社会の発展に貢献できるよう支援しています。
The Education for Development Foundation (EDF)
所在地: 594/22 Patio Ratchayothin, Soi Phahonyothin 32, Sena Nikhom 1 Rd.,Chan
Kasem, Chatuchak, Bangkok 10900 THAILAND
電話番号: 66-2579-9209-11(月~金 9:00~17.00)LINE:@edfthai
ウェブサイト: www.edfthai.org/jp
奨学金候補者たちの詳細 : https://edfthai.org/jp/index.php?pageid=11
奨学金の寄付をする: https://www.edfthai.org/jp/index.php?pageid=7
IG : edfthai.jp
X : @EDFFoundation
LINE : @edfthai
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