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タイ警察中央捜査局(CIB)は2025年12月3日、サムットプラカーン県バーンセーターン郡シーサジョラケーノーイにある倉庫を捜索し、偽造ブランド商品を大量に保管していた疑いで摘発したと発表しました。経済犯罪対策担当の中央捜査局第1課が県裁判所の捜索令状を取得して立ち入りを行い、合計16万点を超える偽造品を押収しました。
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捜査は、マスクブランド「Welcare」の正規代理会社の権利者が、オンライン上で偽物が出回っているとして被害届を提出したことから始まりました。警察は疑わしい4つの店舗から試しに購入し、いずれも精巧に模倣された偽物であることを確認。販売者が情報を隠しつつ、サムットプラカーン県の倉庫を拠点に保管・流通させていたことが判明したため、捜索に踏み切りました。
倉庫内からは、偽のWelcareマスク15万6,510枚、偽造のWelcare箱5,240個、偽造BIOREローション52本、偽造CETAPHILクレンザー45本の計16万1,847点が見つかりました。いずれも基準を満たさない粗悪品で、感染予防効果が不十分な可能性があり、健康被害につながるおそれがあるということです。
押収品はすべて証拠として警察が保管し、関係者を商標法違反(「他人の商標を侵害した商品を販売目的で所持」)で追及していく方針です。また、背後関係の解明に向けて捜査を拡大するとしています。
今回の捜索は、中央捜査局トップであるナッタサック・チャオナサイ警察中将の指揮のもと、ポーサ・ティットプーム警察少将、プーワデート警察大佐らの指導で実施されました。
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