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【国際連携】岡山大学とタマサート大学医学部がAI医療機器開発で協力!

2025年10月28日 配信

医療の未来が大きく変わろうとしています。特に、AI(人工知能)が診断や治療に活用される「AI医療機器」の進化は目覚ましく、私たちの生活に革新をもたらす可能性を秘めています。そんな未来をいち早く形にしようと、日本の岡山大学が、タイを代表するタマサート大学医学部と手を組み、国際的な医療連携の道を切り拓きました。このエキサイティングな連携が、私たちにもたらすものは何でしょうか?



日本とタイ、AI医療で未来を共創


日本の国立大学法人岡山大学は、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」にも採択されており、地域だけでなく世界の革新をリードする研究大学として注目されています。特に医療機器の研究開発に力を入れており、大学の研究成果と産業界の技術力を融合させる「BIZENプログラム」を展開しています。

一方、タイのバンコク近郊に位置するタマサート大学は、1934年設立の歴史ある国立大学で、その医学部は国際的な研究・教育活動に積極的です。

国境を越えた意見交換

2025年9月9日には、岡山大学病院の内田大輔准教授(特任)をリーダーとする訪問団がタマサート大学医学部を訪問しました。タマサート大学側からは、Thipaporn Tharavanij研究・イノベーション担当副学部長らが研究や技術革新の取り組みを紹介しました。




岡山大学側からはBIZENプログラムや医療機器開発の活動が紹介され、さらに参加企業からはAIを活用した診断支援システムなどの先端医療技術が披露されました。この意見交換では、AIが医師の診断をサポートする未来の医療について、具体的な技術協力の可能性が活発に議論されたとのことです。

産学官連携で加速する国際イノベーション

この国際連携は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が支援する「令和6年度優れた医療機器の創出に係る産業振興拠点強化事業」の一環として実現しました。オルバヘルスケアホールディングス株式会社やタイオルバヘルスケア株式会社といった企業も協力しており、大学、国、企業が一体となって国境を越えたオープンイノベーションを推進している素晴らしい事例と言えるでしょう。

今回の意見交換を経て、両大学の友好と信頼はさらに深まり、共同研究や技術協力のテーマ検討、学術交流プログラムの展開、医療機器開発やデジタルヘルス分野でのさらなる連携が期待されています。



これらの取り組みが実を結べば、タイの医療現場に日本の先端技術が導入され、現地の患者さんの治療に貢献するだけでなく、日本にとっても新たな医療機器開発の知見や市場が広がるはずです。AI医療機器は、国境を越えて病と闘う大きな力となるでしょう。岡山大学は「地域中核・特色ある研究大学」として、また岡山大学病院はその医療拠点として、地域そして世界の健康と福祉に貢献し続けています。

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