タイ東北コラートの刑務所職員住宅で銃撃、刑務官3人死亡

タイ東北部ナコンラチャシマ県（コラート）の刑務所職員住宅で2025年10月4日夜、刑務官3人が死亡する銃撃事件が発生しました。刑務局が翌5日に発表した声明によると、事件は私的なトラブルが原因とみられ、警察が詳しい状況を調べています。

事件が起きたのは午後7時30分ごろ。刑務所職員が住宅から銃声を聞きつけ、上司と複数の職員が現場に急行、同時に警察・救急隊・緊急通報（1669）にも連絡しました。住宅内では男性職員1人が死亡しており、女性職員と男性職員の2人が重傷を負っていました。2人はマハーラート・ナコンラチャシマ病院に搬送されましたが、その後死亡が確認され、犠牲者は合わせて3人となりました。

刑務局の発表によると、3人は事件直前、住宅内で一緒に食事をしていたということです。事件は「個人的な問題」に起因するもので、動機や経緯については現在、警察が捜査を進めています。

刑務局は犠牲となった3人の遺族に深い哀悼の意を表明し、葬儀に関わる支援を行うとしています。また、事件に関する詳細は今後捜査当局と連携しながら明らかにしていく方針です。