バンコク近郊でBMWが5キロ逆走、ポルシェ2台含む10台損傷

バンコク近郊ノンタブリー県のラチャプルック通りで2025年9月29日夜、37歳の女がBMWを運転して逆走し、多重事故を起こしました。事故では高級車を含む計10台が損傷し、1人がけがをしました。警察は女を飲酒運転と過失運転の容疑で立件しています。

女は約5キロにわたり逆走を続け、複数の車が回避行動を取った結果、ピックアップトラックなどと衝突しました。現場は直線道路で交通量が多く、被害車両のうち2台はポルシェでした。呼気検査ではアルコール濃度が205ミリグラム％と基準値を大きく上回っていたことが確認されています。

事故車両のBMWは警察に押収されており、今後の裁判で没収の可否が判断される見通しです。女は事故で頭部や胸部などを負傷しており、病院で治療を受けています。

弁護士によると、女は事故後に意識を取り戻した際、精神的に不安定な状態だったといい、身体にも打撲などのけががあるということです。損害賠償については、BMW側の保険会社が他の損害車両への補償を行い、その後に保険会社が女に請求する形になる予定です。