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米国フロリダ州ケープカナベラルで2025年9月15日午前5時2分(タイ時間)、スペースXのファルコン9ロケットが打ち上げられ、タイの「Thailand Liquid Crystals in Space(TLC)」実験装置が国際宇宙ステーション(ISS)に向けて運ばれました。タイ広報局が伝えています。
この実験は、カセサート大学の研究者が、地理情報・宇宙技術開発機関(GISTDA)および米国航空宇宙局(NASA)と協力して開発したものです。内容は「微小重力下で液晶がどのようにふるまうのか」を調べるもので、特に薄膜中に生じる欠陥の形成に注目しています。将来的には、液晶ディスプレイ(LCD)技術のさらなる進化につながる知見が得られると期待されています。
TLC実験は、補給船「シグナス NG-23」に搭載され、ISSで約3か月間にわたり計144時間の観測を予定。得られたデータやサンプルは2026年初頭に地球へ戻され、タイの科学者によって詳細な解析が進められる予定です。
今回の成功は、タイの宇宙研究にとって大きな節目であり、地球の大気圏を越え、国際的な科学技術の発展に貢献する姿を示すものとなりました。
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