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タイ最高裁判所は2025年9月9日、タクシン・チナワット元首相に対し禁錮1年の有罪判決を言い渡しました。判決は、タクシン氏が警察総合病院をめぐる特別扱い 「警察総合病院14階事件」 に関連して、実際には服役の必要がないとする判断を覆したものです。
この事件は、2023年に帰国したタクシン元首相が収監直後に警察総合病院へ搬送され、14階の特別病棟に長期滞在したことから「収監回避のための特別待遇ではないか」と批判を呼んでいました。
最高裁は、医師による診断書や検査結果を精査したうえで、刑執行停止を正当化する医学的根拠は認められないと結論づけました。これにより、タクシン元首相は禁錮1年の刑に服する可能性が高まっています。
今回の判決は、タイの政界に大きな影響を与えるとみられ、今後のタクシン派政党や与党連立の動向が注目されています。
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