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タイの警察官に課された「7つの行動指針」~制服の下にある倫理と覚悟

2025年8月4日 配信

タイで暮らしていると、街角で警察官の姿をよく見かけます。観光地で案内をしてくれたり、困っている人を助けてくれたりと、警察官は私たちにとって身近で頼れる存在でもあります。しかし、彼らの仕事は単なる交通整理や治安維持だけではありません。タイの警察官には、職務の根幹となる「7つの行動指針」が課されており、それを日々実践することが求められています。



この行動指針は、タイ国家警察庁によって定められた公式な倫理規範であり、すべての警察官にとっての基本となっています。警察学校でも繰り返し教えられるこの内容は、ただの理念ではなく、日々の行動指針として強く意識されているのです。

タイ警察官の「7つの行動指針」

1. 国家・宗教・王室への忠誠
「国・宗教・国王」を敬い、国家の基本的価値を守る姿勢が求められます。

2. 法と規則に従う誠実な職務遂行
警察官としてのすべての行動は、法律と規則に基づいて誠実に行われなければなりません。

3. 勇気ある判断と倫理的な行動
正しいと信じることを実行する勇気。不正や不公平には屈せず、倫理に従って行動することが重要です。

4. 公益を優先する精神
私利私欲を排し、社会全体の利益のために働くことが警察官の使命とされています。

5. 効率・成果・品質の追求
職務はただ遂行すれば良いのではなく、質の高い成果を生むことが求められます。警察官は「結果」を大切にします。

6. 公平で誠実な態度
すべての人に対して平等かつ誠実に対応すること。権力や立場に左右されてはなりません。

7. 社会の模範として行動する
警察官は市民の手本であるべき存在です。日常の言動にも気を配り、常に良識をもって行動します。

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この「7つの行動指針」は、警察官が公務員としてあるべき姿を示すものであり、昇進や評価にも関わる重要な基準です。制服の奥には、国家への忠誠と公正な判断、そして市民の安全を守るという強い覚悟があります。

私たちがタイの街で出会う警察官。その敬礼には、正義と倫理に生きる者たちの誇りが込められているのです。

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