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患者カルテを菓子の包みに再利用、病院などに総額122万バーツの罰金

2025年8月2日 配信

タイの個人情報保護委員会(PDPC)は2025年8月1日、患者の医療記録が屋台で販売される菓子の包装紙として使用されていた事案について、個人情報保護法(PDPA)違反により民間病院と委託業者に罰金を科したと発表しました。



この事案は、バンコクの大手民間病院が廃棄を委託していた医療記録の一部が流出し、屋台菓子「カノム・トーキョー」の包装紙として再利用されていたことがSNS上で発覚したものです。

PDPCによりますと、病院は医療記録の廃棄を小規模な家族経営の事業者に委託していましたが、その後の処理過程について監督や確認を行っていなかったとのことです。業者はカルテを自宅に持ち帰ったまま、適切な処分をせずに保管し、病院にも報告していませんでした。

この件について、PDPCは以下の罰金を科しました。
病院(データ管理者):1,210,000バーツ
委託業者(データ処理者):16,940バーツ
合計:1,226,940バーツ

PDPCは、今回のように第三者が個人情報を意図せず取得可能な状態にあることを「漏洩」と定義し、データ管理者および処理者の責任を厳しく問う姿勢を示しています。

なお、PDPCはこの日、他にも政府機関や民間企業を含む計8件のPDPA違反を認定し、総額215万バーツ以上の罰金を科したと明らかにしています。

 

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