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スクート「ひとり旅」調査~タイ人旅行者の7割弱が経験、ダントツ人気は日本

2025年8月1日 配信

【2025年7月31日】シンガポール航空グループのLCC(格安航空会社)「Scoot(スクート)」は、調査会社YouGovと共同で実施したアジア太平洋地域における「ひとり旅」に関する意識調査の結果を発表しました。調査はタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、オーストラリアの5カ国で、5,000人以上を対象に実施されました。



調査によると、タイ人旅行者の約68%が過去1年間に複数回ひとり旅を経験しており、35%は年3回以上と回答。特にミレニアル世代(25~39歳)がひとり旅を最も多く経験している層で、アジア太平洋地域の平均(40%)とほぼ同水準の38%を占めています。

「自由」「柔軟性」が人気の理由に

調査では、タイ人旅行者の46%が「自分で自由に計画できる柔軟さ」、43%が「自分のペースで新しい場所を探検できる自由」、39%が「自分自身と向き合える時間が持てること」を、ひとり旅の主な魅力として挙げています。

また、タイ人回答者の67%が「他の人にもひとり旅を勧めたい」と回答。旅行スタイルとしてのひとり旅が、ニッチから一般的な選択肢へと広がっている傾向が明らかになりました。

インフルエンサーが旅の動機に

今回の調査では、タイ人の4人に1人(25%)が、インフルエンサーやコンテンツクリエイターの影響を受けてひとり旅を始めたと回答しており、これは調査対象国の中で最も高い割合でした。SNS、とくにTikTok、Instagram、YouTubeなどが、旅行スタイルにおける情報源として強い影響力を持っていることが示されています。

宿・予算・安全性が最優先

一方で、ひとり旅には慎重さも求められます。タイ人の48%が「個人の安全」を最大の課題として挙げており、55%は目的地について事前に綿密なリサーチを行い、45%は詳細な旅行計画を立ててから出発するとしています。旅行準備の中で重視されるのは、「宿泊施設の選定(50%)」「予算管理(46%)」「安全性の確保(45%)」の3点です。

航空券と支出傾向

費用の面では、タイ人旅行者の38%が宿泊、食事、航空券に同等の優先度で支出していると回答。旅行予算は201~999米ドル(約6,500~32,500バーツ)が中心で、支出対象としては「アクティビティ(36%)」「現地交通(34%)」も重視されています。

航空利用においては、63%がエコノミークラスを選択し、28%は**LCC(格安航空会社)**を選んでいます。航空会社を選ぶ基準としては、「価格(31%)」「スケジュールの柔軟性(22%)」「フライト時間(25%)」が主な要因となっています。

今後1年の人気渡航先

タイ人旅行者に人気の渡航先トップ5は以下の通りです:

日本(32%)
中国(16%)
シンガポール(12%)
韓国(11%)
台湾(11%)・ベトナム(10%)

Scootのコメント

Scootのマーケティング・広報・顧客関係担当ディレクター、アガサ・ヤップ氏は、「本調査は、グループ旅行や家族旅行がなくなるわけではなく、旅行者がより自分らしい経験を求めていることを示すものです。ひとり旅は“余暇”ではなく、“自己成長や内省の時間”として重視されつつあります」と述べました。

Scootはアジア太平洋地域全体に広がるネットワークを活かし、今後も多様な旅のスタイルをサポートしていくとしています。

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