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タイの持続可能な観光コミュニティが地域的な評価を受け、2025年にアジア太平洋旅行協会(PATA)から6つの賞を受賞しました。成功の背景には、持続可能な観光開発を推進する「DASTA(持続可能な観光のための指定地域機構)」とそのネットワークパートナーによる取り組みがあります。2025年7月21日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
今回、タイは初めて「PATAグランアワード」を受賞。受賞したのは「バーン・ナートンチャン・ホームステイ・コミュニティ・エンタープライズ」で、地域に根ざしたホームステイモデルを通じて文化遺産を守り、観光と地域の持続的発展を結びつけた点が高く評価されました。
さらに、タイの5つのプロジェクトが「PATAゴールドアワード」を受賞。気候変動への対応を目指すカーボンニュートラル観光モデルや、多様な地域住民の参加を促す「すべての人のためのコミュニティ観光」プログラムが含まれています。ソンクラー県では、芸術や文化、市民参加を通じて旧市街を活性化させたクリエイティブ・ディストリクト再生プロジェクトが「デスティネーション・レジリエンス賞」を獲得しました。
また、観光におけるコミュニティの役割強化に貢献した取り組みとして、チェンライ県の女性主導による観光開発プロジェクトや、ルーイ県の若者貯蓄グループによる金融教育と地域経済への若者参加促進活動も表彰されました。
これらの受賞は、タイが地域主体・共同責任・長期的関与を重視した持続可能な観光開発を一貫して進めてきたことの成果とされ、今後の高品質な観光と社会・経済への広範な波及効果のモデルケースとして注目されています。
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