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©タイ警察
2025年7月19日、スワンナプーム国際空港の野生動物検査所の職員と関係機関は、ミャンマー国籍の男を野生動物密輸未遂の容疑で逮捕しました。男は生きた動物をスーツケースに隠し、インド・ハイデラバード行きの便で持ち出そうとしていたとされています。
男は、7月18日にヤンゴン発のタイ国際航空TG304便でスワンナプーム空港に到着し、同日夜のTG329便でハイデラバードへ向かう予定でした。乗り継ぎの際、空港のX線検査でスーツケース内に動物らしき影が確認されたことから、職員が荷物を追跡。翌19日、スーツケース2個を開封したところ、以下の生きた野生動物が多数見つかりました:
イグアナ:9匹
ミズオオトカゲ:8匹
ニホンイシガメ:18匹
モニターリザード:25匹
ヘビ類:21匹
これらは布袋に入れ、上部を紐で縛り、透明のプラスチックケース(計19個)に収められていました。
この男は、ミャンマーから野生動物を輸出するための正規の書類を一切所持していなかったため、野生動物保護法、関税法、動物伝染病法、漁業関連法に違反した疑いで空港警察署に引き渡され、法的手続きが進められています。
押収された動物たちは、今後、国立公園・野生動物・植物保全局の野生動物保護部門および空港の水産検疫所により、種の鑑定と健康チェックが行われ、適切な保護措置が取られる予定です。
当局は今回の摘発を通じて、違法な野生動物の取引に対して厳格に取り締まる姿勢を強調しており、政府方針のもと、密輸・違法飼育・オンライン取引・越境販売などすべての違反行為を徹底的に取り締まっていくとしています。
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