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タイでは、経済の不確実性が続く中でも医療分野の成長が目立っています。特に、健康やウェルネスへの意識が高い若年層による予防医療の利用が増加しており、病院にとって新たな追い風となっています。2025年7月18日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
バンコクのプララーム9病院で戦略企画担当副院長を務めるウィッタヤー・ワンペン医師によりますと、多くの業界が経済的な困難に直面するなか、医療サービスへの需要は依然として堅調です。とくに、ジェネレーションYやZにあたる若年層は、治療目的だけでなく、健康診断、理学療法、睡眠や栄養に関する相談など、予防を目的とした受診が増えているといいます。
また、外国人患者の割合も拡大しており、プララーム9病院では以前は10%だったところが現在は25%にまで上昇しています。CLMV諸国(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)をはじめ、中国や中東から、質が高くコストパフォーマンスにも優れた医療を求める患者が増えているとのことです。中国人観光客の減少による影響は限定的であり、同院の中国人患者の多くはタイ在住者であると説明しています。
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