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バンコク首都圏警察本部によると2025年7月10日午前11時ごろ、ディンデーン区ラチャダー16通り内のコンドミニアムで、錯乱した男が警察官の拳銃を奪って発砲する事件が発生しました。
現場はコンドミニアム内の庭で、スティサーン警察署の巡回警察官が、酩酊した様子の男に対して声をかけ、署への同行を求めていたところ、突然男が警察官の拳銃を奪い取り、もみ合いの中で2発発砲しました。発砲された弾は防弾チョッキの左胸部に命中し、一部が左腕にかすめました。警察はすぐに男を制圧し、現場で身柄を確保しました。
この事件で、スティサーン警察署所属の警察官2名が負傷しました。1人は右脚の筋肉と腱に炎症が見られ、簡易ギプスを装着し、警察病院にて安静にしています。もう1人は銃弾による胸部の打撲と左肩の擦過傷、両手首の炎症が確認されましたが、いずれも骨折はなく、現在は病院で経過観察が続けられています。
加害者の男は26歳のタイ人で、現在スティサーン警察署にて取り調べを受けており、関係法令に基づき手続きが進められています。
警察当局は、負傷した警察官の一日も早い回復を願うとコメントしています。
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