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タイ警察中央捜査局(CIB)は2025年6月19日、バンコク・スクンビット通り13にある企業「METALCARD CREATIONS CO., LTD.」に対して家宅捜索を実施し、クレジットカードの偽装加工および不正利用に関する証拠を押収したと発表しました。
この会社は、利用者本人名義の正規クレジットカードやデビットカードの情報を読み取り、金属製カードに複製していた疑いが持たれています。これにより、通常は富裕層や上位会員向けに発行される金属製の高級カード(いわゆる“メタルクレジットカード”)に見せかけ、実際には付与されていない特典やサービスを不正に利用していたとされています。
発端となったのは、クレジットカード会社の関係者がSNS上で「金属製プレミアムカードの加工サービス」を宣伝する投稿を発見したことでした。同社では、依頼者のカード情報を読み取り、希望のデザインやカードランクに加工した金属製カードを製作するサービスを提供していたとみられています。
警察の家宅捜索により、スキミング装置、レーザー刻印機、未加工の金属カード、カードリーダーなど15点以上の証拠品が押収されました。現在、警察はMETALCARD CREATIONS CO., LTD.の関係者を事情聴取し、商標法違反や不正アクセスなどの容疑で法的措置を進めています。
警察は「カードの外見を偽装して本来の権利を超えた特典を得る行為は、重大な経済犯罪にあたる」と警鐘を鳴らしており、今後も関連する違法行為の摘発を継続する方針です。
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