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プー・クラドゥン国立公園にケーブルカー建設へ、誰もがアクセス可能な観光地を目指して

2025年6月2日 配信

タイ観光スポーツ省は、ルーイ県に位置するプー・クラドゥン国立公園において、ケーブルカー建設プロジェクトを本格的に進めています。この取り組みは、「Tourism for All(すべての人に開かれた観光)」を掲げ、年齢や身体的条件にかかわらず誰もが自然を楽しめる環境の整備を目的としています。タイ広報局が2025年6月2日に伝えています。



現在、環境影響評価(EIA)が実施されており、環境・物理・社会・健康・地域住民への影響について、法令に基づいた包括的な調査が行われています。また、住民を対象とした公開ヒアリングも実施されており、意思決定における透明性と参加型の姿勢が示されています。

ケーブルカーは、観光客の利便性向上に加え、緊急時の避難ルートや救急搬送の手段としても機能する予定です。公園職員や野生動物の保護活動にも活用が見込まれています。

プロジェクトの期間は約2年6か月で、以下の3段階に分けて実施されます。

第1フェーズ(2025年5月~2026年3月):環境影響評価(EIA)と地域住民との意見交換会を実施します。
第2フェーズ(2026年4月~8月):評価結果を提出し、関係機関からの正式な承認を受ける予定です。

第3フェーズ(2026年9月~2027年11月):ケーブルカーの建設を開始し、約12か月の工期を見込んでいます。

プー・クラドゥン国立公園は、標高約1,200メートルの山頂が台地状に広がる特徴的な地形を持ち、針葉樹林や山岳常緑樹林、滝や池などの豊かな自然が魅力です。現在は徒歩での登山が主なアクセス手段となっていますが、ケーブルカーの整備により、多くの人々がこの地を訪れやすくなることが期待されています。

 

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