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タイで活躍した日本人俳優・矢野かずきさん死去、68歳~パントマイムや映画出演、演劇指導でも功績

2026年10月10日 配信

タイを拠点に長年活動してきた日本人俳優・パントマイムアーティストの矢野かずきさん(Kazuki Yano)が、2026年10月8日午後7時45分、バンコクのワチラ病院で亡くなりました。68歳でした。VICH Productionが10月9日、公式Facebookで発表しました。



VICH Productionは、矢野さんが病院で静かに息を引き取ったことを明らかにし、これまで寄せられた愛情や心配、励ましに感謝を表明しました。葬儀など宗教儀式の日程や詳細については、今後改めて発表するとしています。

矢野さんは1957年、熊本県生まれ。立命館大学法学部を卒業し、大学時代にはタイのカンボジア難民キャンプでボランティア活動を経験しました。

1983年には在タイ日本国大使館の難民定住調査員としてタイに赴任。1986年に帰国した後、日本国際ボランティアセンター(JVC)のアマチュア劇団でパントマイムと出会いました。

その後、再びタイの難民キャンプで活動し、1988年からタイを生活と芸術活動の拠点としました。

タイではパントマイム劇団「ホワイトフェイス」に参加したほか、自ら劇団「サザン天都」や「幕座」を立ち上げ、演劇活動を展開しました。

また、タイ映画『早春譜(Seasons Change)』や『キング・ナレスワン』シリーズなどにも出演。映画や舞台を通じて、タイの観客にも親しまれてきました。

著書には『難民キャンプのパントマイム』(めこん)があります。

矢野さんは、タイ在住日本人の青少年への演劇指導にも長年力を注いできました。

タイ国日本人会の青少年部演劇サークルでは1996年から指導に携わり、子どもたちに身体を使った表現や演技の楽しさを伝え続けました。

今回の訃報を受け、タイ国日本人会もVICH Productionの投稿に追悼コメントを寄せました。

「タイ国日本人会でも1996年より長らく青少年部演劇サークルのご指導をいただきました。故人の生前の温かいご指導に感謝し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」

VICH Productionの投稿には、タイの映画ファンや関係者からも多くの追悼コメントが寄せられており、『Seasons Change』での演技を懐かしむ声や、長年の活動に感謝する声が広がっています。

※出典:
VICH Production(公式Facebook)
タイ国日本人会「きっかけはタイ vol.29 矢野かずきさん」