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タイ政府、菜食期間中の便乗値上げを監視強化、違反には禁錮7年も

2026年10月10日 配信

タイ政府は2026年10月10日、菜食期間「キンジェー」に合わせて食品や食材の価格監視を強化していることを明らかにしました。商務省国内取引局が市場や販売店で価格を調査し、正当な理由のない便乗値上げには厳しく対応する方針です。Thai PBSなどが伝えています。



タイの菜食期間「キンジェー(กินเจ)」は、毎年旧暦9月に行われる伝統的な行事で、肉や魚などの動物性食品を避け、植物性の食事を中心に取ります。ニンニクやネギなど刺激の強い一部の野菜も避けるのが特徴です。

2026年の菜食期間は10月10日から18日までの9日間で、各地では9日から関連行事が始まっています。この時期には、市場や飲食店に黄色い旗を掲げた「ジェー料理」の店が並び、普段は肉料理を提供する飲食店でも菜食メニューが登場します。特にプーケットでは、宗教儀式やパレードを伴う大規模な菜食祭りが開催されます。

便乗値上げには最高で禁錮7年、罰金14万バーツ

タイ政府のプロイタレー・ラクサミーセーンチャン副報道官によると、商務省国内取引局は菜食期間中、市場や店舗での価格調査を進めるとともに、事業者に適正価格での販売と価格表示の徹底を求めています。

正当な理由のない便乗値上げなど、商品・サービス価格法に違反する行為が確認された場合、最高で禁錮7年、罰金14万バーツ、またはその両方が科される可能性があります。

菜食向け食品を最大50%割引で販売

政府は価格監視に加え、事業者と協力したキャンペーン「ไทยช่วยไทย อิ่มบุญ อิ่มคุ้ม เทศกาลกินเจ 2569」も実施しています。

45の事業者・団体が参加し、生鮮野菜や菜食向けの食材、加工食品などを割引販売します。小売店やコンビニエンスストアで扱う697品目、植物由来の代替食品など51品目のほか、菜食料理を提供する250店舗も参加し、最大50%の割引を実施します。

また、生鮮野菜については、大雨や洪水の影響で市場への供給量が減少し、価格が上昇していましたが、政府によると、直近2~3日間は主要卸売市場で価格が下落傾向にあり、今後も状況の改善が期待されています。

政府は消費者に対し、不当な価格設定や価格表示の不備などを発見した場合、国内取引局のホットライン「1569」へ通報するよう呼びかけています。

※出典:
Thai PBS(2026年10月10日)
THE STANDARD(2026年10月10日)
タイ政府広報局(菜食祭りの日程)