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タイ北部チェンマイのマハラート・ナコーン・チェンマイ病院は2026年9月11日、事故に遭い脳死と診断された4歳の女児から提供された2つの腎臓が、移植を待つ患者2人へ引き継がれたことを明らかにしました。女児は生前、「お医者さんになりたい」と夢を語っていたといいます。
チェンマイ大学医学部によると、女児は「サンナーちゃん」と呼ばれる4歳の少女で、将来は医師になりたいと話していました。
しかし事故に遭い、その後、脳死と診断されました。大きな悲しみの中、家族は女児の臓器を提供することを決断しました。
マハラート・ナコーン・チェンマイ病院とタイ赤十字社臓器提供センターが連携して臓器提供の手続きを行い、女児の左右の腎臓は、移植を待つ患者2人へ提供されました。
同病院における臓器提供者としては53人目となります。
チェンマイ大学医学部は、女児の人生は短かったものの、今回の臓器提供が他の人々に新たな治療の機会をもたらしたとして、女児と家族に敬意と感謝を表しました。
公式投稿では「別れから、命をつなぐことへ」「小さな腎臓から、2つの命への希望へ」と、その決断をたたえています。
また、女児の治療と臓器提供の手続きに携わった小児集中治療室の医療スタッフにも感謝を表明しました。
今回公開された写真と記事については、遺族から掲載の許可を得ているとのことです。
チェンマイ大学医学部は、脳死となった患者からの臓器提供について「贈ることの遺言」と表現しています。
本人が生前に臓器提供の意思を示していた場合でも、実際の臓器提供には家族や遺族の同意が必要であるとしており、家族の決断が本人の意思を引き継ぎ、他の患者へ命の可能性をつなぐ重要な役割を担うと説明しています。
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