2026年9月17日 配信

SNSを眺めていると、時々見かける「ガパオ警察」という言葉。日本で「ガパオライス」として売られているものや紹介されている料理を見て、「これは本当にガパオライスなのか」とチェックする取り組みのこと、ということで良いのでしょうか。その活動をちょっと楽しく見ているわけですが、日本でタイ料理がこれだけ身近になったのは嬉しいことです。
先日も、料理研究家がSNSで公開した“ガパオ風”の料理にガパオが入っていないとしてツッコミが相次ぎ、ちょっとした話題になっていました。
そんなガパオ警察の活躍を見て、今回は改めて「ガパオ」の話です。

そもそも「ガパオ(กะเพรา)」は料理の名前ではなく、ハーブの名前です。ガパオの葉を使って炒めたものが「パット・ガパオ(ผัดกะเพรา)」。それをご飯にかけたものは、タイでは「カオ・ラート・パット・ガパオ(ข้าวราดผัดกะเพรา)」などと呼ばれ、日本では「ガパオライス」という名前ですっかり定着しています。
つまり、「ガパオライス」で大事なのは、まず名前にもなっているガパオの葉を使っていること。
日本で例えるなら、ガパオの入っていないガパオライスは、ニラのない「レバニラ炒め」のようなものです。ガパオの葉が入っていなければ、「ガパオライス」というより「ガパオ風」と呼ぶ方がしっくりきます。

ガパオの葉
タイランドハイパーリンクスでも2015年に「『ガパオ』とはタイ料理の名前ではなく、ハーブの名前です。」という記事で紹介しました。
タイのパット・ガパオは具材もさまざまです。豚や鶏はもちろん、牛肉、エビ、イカ、キノコなどもあります。この前はピータンのガパオを食べましたし、先日はリブアイ牛を使ったガパオもいただきました。

リブアイ牛でもピータンでもガパオ。何を入れる、何を入れないという議論はいろいろありますが、まず大事なのは「ガパオ」の葉を使うことです。
日本でますます身近になる「ガパオライス」。これからガパオ警察がどんなガパオを発見するのか、その活動にも引き続き注目です。