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在タイ日本国大使館は2026年7月8日、海外での高額収入をうたうアルバイトなどに関する注意喚起を発出しました。SNSや知人からの誘いをきっかけにタイへ渡航した日本人が、タイと国境を接するミャンマー・カレン州周辺の詐欺拠点へ連れて行かれ、特殊詐欺などの不法行為に従事させられそうになる事案が複数発生しているとしています。
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大使館によると、最近の事案では、SNSや知人を通じて「金(ゴールド)やブランド品の買い付けアルバイト」などと説明され、高額報酬を目的にタイへ渡航したものの、実際にはミャンマー側の詐欺拠点へ連れて行かれた、または連れて行かれそうになったケースが確認されています。
こうした事案には、いくつかの共通点があるといいます。テレグラムなど秘匿性の高い通信アプリを通じて旅券の写真を送らせ、相手側が航空券や入国に必要な手続きを手配することや、現地到着後に相手側が用意した車に乗せられ、言葉が通じず助けを求めることもできないまま国境付近まで連れて行かれることなどです。
大使館は、「海外旅行に行くことができ、高収入が得られる」といった安易な気持ちで渡航した結果、パスポートを取り上げられて軟禁状態となるおそれがあると警告しています。また、本人や家族の個人情報をもとに脅迫され、抜け出せなくなるほか、犯罪組織内で暴行を受けるなどの被害も実際に発生しているとしています。
特にミャンマー側の国境付近は、少数民族武装勢力が実質的に支配している地域があり、詐欺拠点も多数存在しているとされます。そのため、ミャンマー治安当局による救出活動は容易ではなく、日本国大使館による迅速かつ十分な支援ができない可能性もあるとしています。
また、タイから近隣国へ不法に出入国する行為についても、タイ国内で厳格に刑罰が科されるとして、大使館は不法出入国を絶対に行わないよう呼びかけています。
在タイ日本国大使館は、短期間で高額報酬を得られるような仕事は、海外でも通常は存在しないことを十分認識し、安易にこうした求人へ応募しないよう注意を促しています。すでに応募してしまったと感じた場合は、一人で悩まず、渡航前に家族や警察へ相談するよう求めています。
渡航後に、事前に説明を受けた仕事内容と異なると感じた場合や、国境方面へ連れて行かれそうになった場合には、ためらわず最寄りの日本大使館・総領事館、または現地警察に助けを求めるよう呼びかけています。
大使館はあわせて、海外渡航前の安全対策として、渡航先の安全情報を確認すること、滞在先や連絡先を家族や知人に伝えておくこと、現地での通信手段を確保すること、大使館・総領事館・現地警察などの連絡先を事前に登録しておくことを推奨しています。
【問い合わせ先】
在タイ日本国大使館 領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
所在地:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
※ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間
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