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バンコク近郊サムットプラカーンの住宅地で米国人インフルエンサーが溺死、借家内には塗料散乱

2026年7月9日 配信

2026年7月7日午後、タイ中部サムットプラカーン県バーンプリー郡の高級住宅地内で、米国人男性が池に飛び込み、溺れて死亡しました。Thai RathやBangkok Postなどのタイ現地報道によると、死亡したのは米国籍の32歳男性で、フィットネス系インフルエンサーとして知られていました。

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報道によると、7月7日午後3時ごろ、バーンプリー警察署の捜査担当者に「外国人男性が錯乱したような様子で、住宅地内の池に飛び込んだ」との通報が入りました。警察は、ラマティボディ・チャクリ・ナルエボディンドラ病院の当直医、ポーテックトゥン財団の救助隊とともに現場へ向かいました。

現場は、住宅の裏手が大きな池に面した高級住宅地でした。救助隊の潜水士が捜索を行い、岸から約20メートル離れた水中で男性の遺体を発見。約30分の捜索の末、遺体は引き上げられました。警察による初期確認では、暴行を受けたような傷は確認されていないということです。遺体は詳しい死因を調べるため、ラマティボディ・チャクリ・ナルエボディンドラ病院に搬送されました。

住宅地の従業員が撮影した映像には、男性が理由不明のまま池に入り、泳ぎ続けた後、力尽きるように沈んでいく様子が記録されていたと報じられています。池は深さ10メートル以上あったとされ、現場にいた人たちは救助を試みることができず、すぐに当局へ通報したということです。

住宅地の警備員は現地メディアの取材に対し、男性が事件前、配車車両で住宅地の警備所付近に到着したと説明しています。その際、男性は運転手に1,000バーツを渡そうとしましたが、運転手は様子がおかしいと感じて受け取らなかったとされています。

その後、男性は通りかかった住民の車に近づき、住宅地内まで乗せてほしいと求めたということです。警備員が住民に乗せないよう声をかけると、男性は大声を出したり、路上で転がったり、祈るように両手を上げたりするなど、通常とは異なる行動を見せたと証言されています。

警察官が到着すると、男性は住宅地内へ走り出し、そのまま池に飛び込みました。警察は応援と救助隊の出動を要請しましたが、その後、男性は水中に沈みました。

また、警察が男性の借家を確認したところ、室内の広い範囲に塗料が撒かれ、家電製品や家具、装飾品などにも被害が出ていたことが分かりました。家は池に面した高級住宅で、所有者によると評価額は約2,200万バーツ。男性と交際相手の女性が月額3万5,000バーツで借り、入居から約3カ月だったとされています。

家の所有者の女性は、現地メディアに対し、家の状態を見て大きなショックを受けたと話しています。大切にしていた住宅が、家具や装飾品を含めて大きく損傷していたとして、「このような状態になるとは思わなかった」と語っています。

男性の交際相手の女性は、室内の損傷は自分が部屋で寝ている間に起きたと説明しています。女性によると、2人は約3年前から交際していましたが、生活上の問題から離れて暮らしていた時期もあり、再び同居を始めてからは3カ月未満でした。事件前の男性は普段通りで、これまで同様の行動や精神的な問題は把握していなかったと話しています。また、薬物使用についても、一緒に暮らしている間に使用している様子は見ていないと述べています。

一方、バーンプリー警察署の捜査員が男性の車内などを調べたところ、運転席側の前部座席付近から未使用の注射器2本が見つかったほか、ウエストバッグの中から種類不明の白い錠剤が複数見つかりました。警察は今後、詳しい死因の確認とともに、体内の薬物検査を行う方針です。

捜査当局は、現場の証拠や関係者の証言を集めるとともに、在タイ米国大使館にも連絡し、事故の経緯について説明を進めるとしています。