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タイ商務省知的財産局は、デジタル時代におけるブランド保護の一環として、「音声商標(Sound Mark)」の活用をタイ企業やクリエイターに呼びかけています。その中で、タイの人気タレントDJ Nui(タナワット・プラシットソムポーン)が、自身の特徴的な笑い声を商標として出願していることも明らかになりました。
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知的財産局によると、近年はアプリの起動音、広告音声、自己紹介のフレーズなど、「音」がブランド認知において重要な役割を果たすようになっています。消費者が瞬時に商品やサービスを認識できることから、音声商標はブランド価値を高める新たな手段として注目されています。
一方で、AI技術の発展により、声や話し方を精巧に模倣する「AI Deepfake」への懸念も高まっています。知的財産局は、本人の声を無断で商業利用されたり、消費者に混乱を与えたりするリスクがあるとして、音声の権利保護の重要性を強調しました。
タイでは商標法改正により、人の声や音楽、動物の鳴き声なども一定条件のもとで商標登録が可能となっています。知的財産局によると、2017年9月1日から現在までにタイ国内で494件の音声商標出願があり、このうち438件がタイ企業など国内からの出願でした。登録済みは114件となっています。
また海外では、アメリカの歌手 Taylor Swift が、「Hey, it’s Taylor Swift」などの音声フレーズを米国で商標出願した事例も紹介されました。
知的財産局は、AI時代において“声”そのものが重要な知的財産になりつつあるとして、タイの事業者やクリエイターに対し、音声商標の活用と権利保護を呼びかけています。
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