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タイでは電子タバコの輸入・販売・所持などが法律で規制されており、違法品として摘発の対象となっています。タイ警察は2026年5月8日、バンコク都プラウェート区にある倉庫を捜索し、電子タバコ本体や関連機器など10万点以上を押収しました。あわせて、車両2台を押収し、タイ人2人とラオス人労働者7人のあわせて9人を逮捕しました。首都警察が発表しました。
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捜索は、タイ警察が進めている電子タバコおよびたばこ関連製品の違法取引取り締まりの一環として行われたものです。警察は、小売店やFacebook、LINE公式アカウントなどでの販売実態をたどり、証拠を集めたうえでプラウェート区内の倉庫2か所を対象に捜索を実施しました。このうち1か所から大量の電子タバコ関連商品が見つかり、もう1か所では商品は確認されませんでした。警察は、関係者が事前に察知して運び出した可能性があるとみています。
警察によると、この倉庫はバンコク都内および近郊へ電子タバコを供給する大規模な配送拠点だったとみられています。商品は夜間に梱包され、翌朝に配送される仕組みで、昼間は倉庫を閉めて目立たないようにしていたとされています。
逮捕されたラオス人の1人は、以前は警備員として働いていたものの、友人に誘われて倉庫番の仕事に就いたと供述しています。日給は500バーツで、当初は何の倉庫か知らなかったものの、働き始めてから電子タバコを保管する場所だと分かったと説明。倉庫の見張り、搬入車両の確認、防犯カメラの監視などを担当していたとされています。
倉庫内では、別の従業員らが電子タバコを梱包し、顧客向けに発送する作業を行っていたとみられています。警察は、倉庫の実質的な所有者についても捜査を進めており、タイ人が関与している可能性があるとみています。資金の流れについては、マネーロンダリング関連法に触れる可能性もあるとして調べています。
また、今回押収された商品の中には、1本で最大2万回吸引できるとうたう新型の電子タバコも含まれていました。警察は、低価格で大量に吸引できる商品が市場に流通すれば、利用者への健康被害がさらに広がる恐れがあると警戒しています。
保健当局の担当医師も、今回の押収品は非常に大規模なロットであり、市場に流出していれば使用者に大きな危険をもたらす可能性があったと指摘しました。さらに、電子タバコ用のカートリッジなどが、麻酔薬成分のエトミデートと混ぜられ、いわゆる「ゾンビ電子タバコ」として悪用される恐れもあるとしています。
警察によると、この倉庫は約1年前から使われており、以前はドンムアン地区にあった拠点が閉鎖された後、現在の場所へ移ったとみられています。商品はマレーシアからヤラー県ベートン郡を経由してタイ国内に持ち込まれていたとされ、配送時には中身が電子タバコだと分からないようにする方法が使われていたということです。
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