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2026年3月21日、タイの児童・女性保護団体「パウィーナー財団」とバンコク首都圏警察は、13歳の少女を保護し、非道な環境で売春を強制していたとして、人身売買ネットワークの主犯格である34歳の女を逮捕したと発表しました。
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被害に遭った13歳の少女(通称:ニューさん)は、タイ北東部ウドンタニ県で小学校を卒業後、貧困と両親の海外出稼ぎという事情から、美容師の見習いとしてバンコクの叔母のもとに預けられていました。
しかし、SNSを通じて知り合った友人に誘われ家を出たところ、今回逮捕された容疑者の女と出会いました。女は当初、親切を装って少女に接していましたが、ほどなくして本性を現し、少女を監禁して売春を強要し始めたといいます。
警察の取り調べにより、少女が置かれていた過酷な実態が明らかになりました。
過酷な強制労働:今年初めから、バンコク市内のパホンヨーティンやラムイントラ地区で、これまでに40回以上の売春を強いられていました。
非人道的な扱い:生理中であっても休むことは許されず、拒否すれば暴行を加えられました。
薬物の強要:客の中には、少女に薬物使用を強いる者もいたといいます。
恐喝への利用:容疑者の女は、少女をホテルへ送り込んだ後、共犯者が「少女の母親」を装って部屋に押し入り、客に対して「通報されたくなければ金を払え」と脅迫。3万バーツを巻き上げる狂言恐喝にも少女を利用していました。
3月13日、事態に気づいた善意の市民が少女を助け出し、パウィーナー財団に保護を求めたことで事件が発覚。財団は海外にいる少女の実母と連絡を取り、法的措置の委任を受けました。
警察は3月20日に容疑者を逮捕。「15歳未満の児童に対する売春搾取目的の人身売買」などの罪で、翌21日に身柄を裁判所に送致しました。警察は今後、少女を買春したすべての客を特定し、厳重に処罰する方針です。
パウィーナー財団の代表は、「迅速な捜査に感謝します。今後は少女の教育機会を確保し、彼女が安全に新しい未来を歩めるよう全力でサポートしていく」と述べています。
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