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タイ投資委員会(BOI)は、世界最大級のエレクトロニック音楽フェスティバル「Tomorrowland」をタイで開催する計画について、WeAreOne.World(Thailand)社に対する投資奨励を承認しました。これにより、Tomorrowlandがアジアで初めて開催される見通しとなりました。2025年12月30日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
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計画では「Tomorrowland Thailand」を2026年12月にチョンブリ県で開催します。フェスティバルは3日間にわたって行われ、1日あたり最大5万人の来場を想定しています。来場者の6割以上が海外から訪れると見込まれており、5年間の事業運営で少なくとも210億バーツの経済効果が生まれると試算されています。
WeAreOne.World(Thailand)は、ベルギーのTomorrowland Group傘下企業であるTL Internationalと、タイのOne Asia Venturesによる合弁会社です。TL Internationalは20年以上にわたり世界各地でEDMフェスティバルを開催してきた実績を持ち、One Asia Venturesはタイ国内で「サイアム・ソンクラーン・ミュージック・フェスティバル」などの大規模音楽イベントを手がけてきました。
このプロジェクトには、イベント運営やフェスティバル制作に関する国際水準のノウハウをタイ人スタッフに提供する人材育成プログラム「Tomorrowland Academy」の設立も含まれています。
今回の承認は、国際的な音楽やスポーツ、フェスティバルイベントを観光振興の原動力と位置づけるBOIの方針に沿ったものです。投資奨励の対象事業には、イベント機材の輸入関税免除、海外アーティストやスタッフ向けのビザおよび労働許可手続きの簡素化、出入国管理や労務手続きを一括で支援するワンストップサービスの提供などが含まれます。
タイ政府は、Tomorrowland Thailandの開催を通じて、国際イベントによる観光客誘致と関連産業の活性化につながることを期待しています。
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